我が家ではもう誰もアタマジラミの話も出なくなりました。
ところで、我が家ではスミスリンL シャンプーを使って駆除しました。
スミスリン
スミスリンの主成分はフェノトリンです。
フェノトリンは除虫菊に含まれるピレスロイド系の殺虫剤で、いわゆる合成ピレスロイドに分類されるそうです。
なんかややこしいですが、簡単に言うと昔からよく売っている殺虫剤と同じ成分ということです。一番有名なのは蚊取り線香です。
ピレスロイドは、昆虫・両生類・爬虫類の神経系に作用することが知られています。
神経系に作用するということはつまりピレスロイドに触れると神経が動かなくなって動けない、呼吸できないとなって死ぬということですね。ピレスロイドの良いところは哺乳類には効かない=安全ということです。
昔シラミ駆除に使っていて現在は禁止されているDDTはよく効く殺虫剤なのですが、塩素系ということで人体への残留や悪影響が懸念されて今では売っていません。おじいちゃんの世代のいう「白い粉」はだいたいDDTですね。
では、スミスリンよりも効果的に効くアタマジラミの対処法はあるんでしょうか。今日は閑話休題で、ちょっと調べてみたいと思います。
まず結論
アタマジラミの駆除はスミスリンシャンプーで充分かつベストだと思いました。※個人の意見
スミスリンパウダー
スミスリンのパウダータイプです。同じ名前なので成分も同じです。DDTが禁止になったあとに開発されました。シャンプーよりこちらの方が最初から開発されていたので、若い世代のいう白い粉はスミスリンパウダーですね。
メリットは多少値段が安い。シャンプーは2800円位しますが、パウダーは2000円を切る値段です。価格重視ならこちらですね。
デメリットは、シャンプーは掛けてから5分放置なのに比べて20分必要です。あと粉なので飛び散る=掃除しないと気持ち悪いってことですね。
いくらピレスロイドが人畜無害とは言え、殺虫剤が手について口にはいるのは嫌ですね。子どももいることですし。だから掃除が必要。
またはお風呂でやって流すかですね。お風呂でやるならシャンプーでいいじゃんとなりますね。
ニットフリーコーム
ニットフリーコーム(ニットピッカーフリーコーム)という専用の櫛が1300円位で売られています。こちらは目の細かい専用の櫛で成虫も卵もすき取るというもの。
確かにスミスリンシャンプーに付属している専用のくしは「なんで付属してるんだ?」というくらい役に立ちませんでした。うちの子の髪の毛が細いせいだとは思いますが。
ニットフリーコームはネットの評判だけですがかなりの効果が期待できそうです。バシバシに取れるという評判が大半です。
ただ、スミスリンは薬剤で完全に駆除するのに対して、櫛の場合は取り残しがどうしても出るでしょう。特に成虫はかなりのスピードで動き回っているので逃げちゃう可能性も。
おそらく根気よく根気よく減らしていかないと。
2,3日経てばまた増えているなんてことが考えられそうです。
買うのであればパーフェクトを目指してスミスリンとの併用が良さそうですよ。(我が家も検討しましたが、結局そこまでしなくていいだろうということにしました)
なぜならスミスリンは殺虫剤なので物理的に残った卵の抜け殻が取れません。成虫を駆除しているので卵は増えないはずなのですが、見た目で卵と抜け殻の区別がつかないため、もしかして卵だったらまた孵化するかもという(おそらく)杞憂が残りますので。完璧な安心感を求める人には併用がお薦めです。
アースシラミとりシャンプー
こちらは主成分がフェノトリンのシャンプーです。つまりはスミスリンと全く同じ商品です。メーカー違いですね。ですので、スミスリンとイコールで考えて問題ありません。(使えなさそうなクシがついてるところまで同じ・・・・このクシ、ホントにシラミ取れる人いるのかな?)
シラミン
ネットを検索しているとシラミン(Cilamin)という商材のコマーシャルサイトによく突き当たります。
日本では認可されたシラミ駆除剤はスミスリンしか売っていないのですが、フェノトリンは殺虫剤なので不安。シラミンは天然成分ローションでシラミ退治というようなことをうたっています。
正直使ってないので「よくわかりません」。良いのか悪いのかわかりません。
ただ、高いですよね。アマゾンでも6500円くらいしてます。スミスリンの倍以上します。
スミスリンで充分効果があるのに倍の値段を掛ける必要はありませんよね。
宣伝によるとまれにスミスリンが効かないタイプの耐性シラミが存在するそうなので、不幸にもそんなシラミにぶち当たったときに検討すれば良いのかなと思います。
我が家も初めて発見したときには相当パニックになりましたが、実はなんてことなかったです。
ですので、スミスリンシャンプー(几帳面な方はプラスしてニットフリーコーム)で良いと思います。
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