こんにちは。FXの鬼、ジャンヌです。
僕のダイヤモンドルール(違反したらFX引退)は
・ナンピン禁止
・飛び乗り禁止
・ストップロス必須
です。
FXでやることはたくさんある中で、3つだけの大切なルールに入れている
【飛び乗り禁止】
じゃ、「飛び乗りって何?」ってことですよね。

【飛び乗り】ダメ。絶対
まとめ
- 飛び乗りとは、今動いている方向に慌ててエントリーすること
- 飛び乗りは往復ビンタの1番の理由
- やめよう。【飛び乗り】
飛び乗りとは
飛び乗りとは、短期足(5分足とか10分足とか)の動いている方向に合わせてポジションを取ることを言います。
『上がってるから買う』『下がっているから売る』行為のことです。
順張りのほうが良いと聞いたことあるかもしれませんが、飛び乗りと順張りは違います。
順張りはあくまでもトレンドの方向に合わせてポジションを持つことで、
今上昇トレンドだからロングポジションを持とうとすることです。
そのスタンスのことを言うのであって、「いつエントリーするか」は全く別の話になります。
ちょっと難しいかも。別の表現をしましょう。
今上昇トレンドだとして、だったらいつでも良いからロングボタンを押すのでしょうか?
違いますね。ロングするのはロングするとして、エントリーポイントは考えますよね?
飛び乗りとは順張りではなく、チャートが動いているのを見て慌ててポジションを持つことを言います。つまり雑なエントリーと言っても良いかもしれません。
飛び乗りをしたくなる理由
脳の働き
人間の視覚は都合よく補正を入れるからです。
下記の図を御覧ください。何に見えますか?

48に見えますよね?これは見えない部分は補完するという脳の重要な役割によるもので、
生きていく上で必要な能力です。
もう一問いっときましょうか。
この折れ線グラフに続きを書いてください。黒い枠の中に。

こんな感じで続きを書いたと思います。

これは当然のことです。
そしてFXの話に戻しますが、FXのチャートも右半分(現時点より右の部分)は空白になっています。
ここを脳みその都合の良いように埋めるとどうなるか。
『上がっているものは上がるように見え、下がっているものは下がっていくように見える』
この自分の脳の働きを理解しておくことが重要です。
社会性
人間は社会性を持った動物ですから、みんなと一緒に行動したいという本能があります。
今だったら「渡部は悪いやつだ!」「でも会見を見ると集団でイジメてマスコミはゴミだな」
という社会の論調で自分もそう思ってしまう。
イジメなんかもそうですね。誰かが「アイツ気持ち悪い」と言い出すと、乗っかってからかっても
悪いことをしている気持ちにならないのもそうです。
話がそれましたが、FXに戻します。
上がっているということは、当然ながら他のみんなが買っているということです。
そうするとロングをするとすっごく安心するんですね。
だってみんな上がるって言ってるじゃん!って話です。
逆に上げているときにショートを打つのはすごく勇気がいる。
自分だけが世間と違うことをしている気持ちになり。。。
でも大衆の逆を行ってこそ勝てるのがFXなんです。
飛び乗りの実際
例えば多いのが『ここを上に抜けたらロングしよう!』
というエントリーですね。この作戦がうまくいくことはあまりありません。
下記は直近の豪ドル円チャート(1時間足)です。

1つ目の丸のところでロングした場合、少しは含み益になります。
しかしその後すぐに折り返して含み損状態に。
2つ目の丸のところでショートしても同じですね。
一瞬含み益が出ますが、すぐに含み損に転落します。
丸は売ってないですけれど図の真ん中より少し左の下げたところもそうですね。
ショートをしたら危険なポイント。
最悪なのは往復ビンタ。
上記で言うと1でロングして、2でショートですね。
価格は結局行って来いで元に戻っているのに、ロングでやられショートでやられ。
これは、『あ!上がってる!!ロングしなきゃ!』→折り返して逆行→
『あ!やっぱ下だ!ショート』→折り返して逆行
全部錯覚によるものです。上がってるから上がるように見えるだけ。
飛び乗りには根拠がない。ダメな1番の理由です。
FXの基本的な考え方
『上がったら下がる』『下がったら上がる』
が基本的な考え方です。だから大衆の逆を行かないといけない。
【大衆=自分の見えているもの】
ですから、自分の脳の司令と逆の行動をしないと勝てないのがFXなんです。
【上がったから慌てて買う】【下がったから慌てて売る】
これをやっていると絶対に勝てないです。
下げるのを引きつけてロング、上がったのを引きつけてショート
今までとは逆にこれを意識していきましょう。
最後に
繰り返しますが、僕は【飛び乗り禁止】をダイヤモンドルールの一つにしています。
経験則で、それくらい飛び乗りは勝てません。
そして飛び乗りさえしなければ、少なくとも往復ビンタを食らうことは皆無です。
参考になりましたでしょうか。今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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