こんにちは。FXの鬼、ジャンヌです。
後半にFXの注文方法一覧もまとめておきますので情報整理に使ってください。
IFD、IFO注文の活用方法
IFD、IFO注文の詳細については、下記に書いてますのでご参照ください。
ポイントを整理すると、【エントリー(指値)の際に、エクジットも一緒に注文しておく方法】です。
指値でエントリーした場合には、必ず活用されることをおすすめします。
なんのためか?
↓
【損切りを確実に遂行するため】です。
勝ち組トレーダーになるためのマストな要素は、損切りが出来る。損切りがうまい。
ということですが、初心者ほど損切りの注文を入れ忘れることが多いです。
本来は裁量で損切りできる上級者よりも、なかなか出来ない初心者の方がしっかり損切り注文を入れておくべきなのに、実体は逆です。
初心者ほど損切りしない。
ですので、指値注文をしようとする場合には、単純に指値注文を入れるのではなく、IFD、IFO注文にしてください。損切り幅の設定については、下記の記事で詳しく書いています。
とりあえず100pipsとかで注文しておいてあとで調整することも可能です。
むしろそれでOKです。
重要なのは、「勝つためには損切り注文がマスト」ということを身体で覚えるためなんです。
『あとで入れればいっか』とか
『自信あるし、とりあえず入れなくても大丈夫っしょ』
この油断で何人が一発退場させられてきたことか。
保険の意味合いです。
新規注文時には、かならず損切り注文をセットで入れる。
IFD、IFO注文を利用すればそれが確実に実行できます。
是非、いや、是非という言葉より強烈におすすめします。
同じ意味ですが、成り行きで入った場合には手動で必ず損切りの逆指値注文を入れることを習慣づけましょう。
注文画面説明(ワイジェイFX)
ワイジェイFXの画面で説明しますが、どこでもやることは同じですのでご安心下さい。
1.IFD、IFO注文の場所を探してクリック。
ワイジェイFXの場合、リアルタイム注文画面の右側にタブが出ていますのでそれをクリックします。

2.新規注文の指値を入れる
ロット、指値の価格、売り買い種別、注文価格をセットします。

3.決済注文の指値を入れる
ワイジェイFXの場合、『利食い』『損切り』という日本語でわかりやすい表現になっていますね。
両方入れてもいいですし(両方入れるとIFO)、片方だけ入れてもいいです(片方入れるとIFD)
結構簡単に操作することが出来るので、慣れれば楽勝です。

FXの注文方法一覧
主な注文方法は、下記のとおりになります。
成行注文
現在価格でエントリーまたはエグジットする注文方法です。今すぐトレードしたいときに利用します。
FX会社によっては『ワンタッチ注文』『リアルタイム注文』という機能も成行注文のことです。
指値注文
現在価格より有利な価格を指定する注文方法です。リーブオーダー注文と呼んだりもします。
指値注文を入れることを『指す』と動詞形でも表現します。
例えばドル円の現在値が103円だとして、102円まで下がったらロングしようという使い方をします。102円に価格がなれば自動的に約定します。
決済時も同様ですが、主に利確に使用します。
例えば102円でロング玉を持っているときに、103円で指しておけば、103円になったときに自動的に決済されて、100pipsの利益となります。
逆指値注文
現在価格より不利な価格を指定する注文方法です。逆指値もリーブオーダー注文です。
逆指値はエントリーの際に使うことはあまりなく、主に損切りのときに活躍します。
例えば、ドル円を102円でロングしているとき、101円で逆指値をセットしておけば、価格が101円なれば自動的に100pipsの損失で損切りしてくれます。
初心者のうちは必ずこの【逆指値注文】を活用して損切り設定を入れてください。
そうすることで、不用意な一発退場を防止し、損失を限定し、リセットして次のトレードに向かうことが出来ます。
実は損切りだけでなく、エントリーに使えます。
例えば「103円を突破したらロングしよう」といったことなのですが、全くおすすめしてません。
なぜなら、いわゆる飛び乗りエントリーは大体損して終わるからです、
引き付けてエントリーを徹底しましょう。
IFD(イフダン)注文
エントリーの注文と、エグジット(利確または損切り)注文をセットにして同時に出す予約注文です。
例えば、ドル円の現在値が103円のとき、
「102円まで下がったら新規でロングの注文を入れて、その後103円まで上がったら利確する」
「102円まで下がったら新規でロングの注文を入れて、その後101円まで上がったら損切りする」
という注文を出すことが出来ます。
OCO(オーシーオー)注文
指値注文と逆指値注文を同時に予約注文する方法です。
一方の注文が成立したら、もう一方の注文は自動的にキャンセルされます。
エントリーの注文でも使えるのですが、主に利用するシーンはエグジットです。
例えば、 ドル円が103円のときにロングし、買いポジションを保有している状態で、
「105円まで上がったら利確するけれど(指値注文)、103円まで下がったら損切りする(逆指値注文)」
というオーダー方法です。
IFO(アイエフオー)注文
この辺になってくるとややこしいですね。
IFD注文との比較で考えるとわかりやすいです。
IFD注文は、エントリーと同時にエグジットの注文を入れる方法でした。
ただし、利確または損切りの注文をエントリーと同時に入れます。
IFO注文は、「利確または損切り」でなくて「利確と損切り」を予約しておく方法です。
例えば、IFO注文のときはこうでした。
「102円まで下がったら新規でロングの注文を入れて、その後103円まで上がったら利確する」
IFD注文ではこうなります。
「102円まで下がったら新規でロングの注文を入れて、その後103円まで上がったら利確するけどれ、101円まで下がったら損切りする」
つまり、エグジット注文について「指値」「逆指値」両方入れておく方法がIFO注文です。
トレール注文
ちょっと変わった注文方法としてトレール注文という方法があります。
逆指値注文の一種なんですが、
『101円まで下がったら損切りする』
ではなく
『現在値より30pips下がったら損切りする(利確の場合もあり)』
注文です。
特徴は、価格の変動に応じて逆指値の価格もスライドしていくことにあります。
現在値は刻々と変化していくため、例えばロングの場合にはトレール決済の価格はどんどん上昇してくことになります。
例えば、ドル円が103円のときにロング保有して、トレール注文で50pips予約したとしましょう。
このとき、注文時には102.500で損切りされます。
ところが、現在値が103.500まであがったらトレール注文の価格も103.500の50pips下(103.000)にスライドし、現在値が104.000まであがったらトレール注文の価格も104.000の50pips下(103.500)にスライドします。
ですので、価格の上昇度合いにより最初は損切り設定だったものが、
途中で利確設定に変わっていきます。
損失を限定しながら利益の最大化が狙える方法になります。
なにか、魔法の方法のような気がしてきますが、僕は全然おすすめしません。
なぜなら、常に現在値より(例えば)50pips逆行したところで決済されるため、
利益がしぼんだところで決済されてしまうんです。
【利益を伸ばさないと勝てない】というFXの王道に反して、いつも少ない利益で決済されてしまうという致命的な欠点があります。
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