こんにちは。FXの鬼、ジャンヌです。
FX初心者の皆さんは『FXってなかなか勝てないな』と思っているかもしれません。
いやいや、FXは90%が負け組ですから、初心者でなくても思ってますね。
偉そうに言いながら僕も10年負け組やってましたので、勝てない。そう思っていました。
じゃあ、なぜ勝てないのか?
絶対的にメジャーな理由はメンタルかマネーマネジメントにあるのですが、
今日は一旦置いておいて、手法的に負ける原因を探り、潰します。
病気でも、病名がわからないと治すのは難しいですが、原因がはっきりすれば治しやすいですからね。
まあまあ門外不出のノウハウ!少なくとも僕オリジナルだと思います。
出していきます!
トレードを回顧して未来に活かす
トレードを回顧する、振り返る習慣はありますか?
僕にはないです。めんどくさいからほぼやってません。
今から説明することだけをやっています。それに集約させました。
でも、よくPDCAサイクルって言うじゃないですか。
仮説→実行→検証→再仮説を繰り返すことでブラッシュアップする。
FXでもとても有効です。ただ、単なる反省会なら意味ないです。
『あそこでエントリーしておけば良かったなあ・・・』とか
『利確が早かった!もっと握らないといけなかった』とか。
それはただのガッカリ。後悔ですね。
PDCAと言うからには客観的に(数字で)検証できないとダメ。
利確が早かった!ならばどこでするべきだったか?間違えた理由は?
を洗い出す必要があります。
客観的なものであれば回顧には凄く意味があると考えています。
ぜひ回顧して、次のトレードに活かしてましょう!
勝てない理由発見ツール【ペイオフレシオ(pips)】
僕は回顧に独自の指数を使っています。独自と言ってもブラック・ショールズモデルみたいな高等なものを編み出したわけではありません。
ちょっと工夫し、組み合わせただけです。
ただ、このツールを使えば、自分のトレードのどこに問題があるかスッキリ分かりますから。
ペイオフレシオ(損益レシオ・リスクリワードレシオ)とは
ペイオフレシオ、損益レシオ、リスクリワードレシオは同じ意味と考えて差し支えありません。
計算方法は簡単で、平均利益を平均損失で割ります。
1を超えていれば勝ちエリア、1未満なら負けエリアです。
ただし、ペイオフレシオには勝率という概念が入っていないため、
ペイオフレシオが1以上でも勝率が低ければトータル負けという可能性はあります。
純粋にトレード単位の利益額と損失額を比べる指標ですね。
ペイオフレシオ改→ペイオフレシオ(pips)とは
ペイオフレシオは、上記の通り(平均利益)/(平均損失)でしたね。
ここからロットの考えをカットします。
ロットが大きいときに勝ったら平均利益が増えちゃいますね。
そうすると一体いくらの幅を抜いたのか、いくらの幅負けたのかわからない。
だからロットを無視して平均利益幅(pips)/平均損失幅(pips)を算出します。
これがペイオフレシオ(pips)です。
目からウロコかもしれませんが、難しくありません。
ペイオフレシオ(pips)と勝率を組み合わせる
ペイオフレシオ(pips)を縦軸、勝率を横軸に置いて、下図のどこになったか当てはめます。
これだけ。シンプルでしょ?

評価して改善する
自分の位置がプロットできたら、評価します。
この評価で自分のトレードのどこに問題があるか判明します。そして改善していけば良い。
⑦の場合:
ペイオフレシオ(pips)が高いか、勝率が高い。もう一つの指標も問題ない。
よってきっと負けてないはず。そのまま更に頑張ってください!
①の場合:
問題大アリ。トレードの基本から学び直すべきでしょう。
チャートの見方から始めると良いと思います。
ただ、問題大アリということは、最も勝ちに近い。
だって直すところだらけだから、慣れればガンガン伸びますよ!安心していいと思います。
足りないのは努力です。
②または④の場合:
ペイオフレシオ(pips)のバランスは良くて、勝率が悪い状態。
3つの可能性があります。
第一に手法、特にエントリーに課題があることを示します。
ペイオフレシオがしっかり取れているということは利益が伸ばせている状態。
利益が伸ばせているということは、マネーマネジメントやメンタルには問題ないでしょう。
この場合、チャート分析の技術を上げることがテーマになります。
第二の可能性としては引き付け不足で飛び乗っているかもしれません。
そうだとするとチャート分析プラス多少メンタル面も。
しっかり狙いを定めて引き付けエントリーを意識すると改善すると思われます。
第三の可能性としては、いわゆる『損切り貧乏』
損切りはしっかり出来ているものの、損切りが早すぎて負けてばかりいます。
一つの基準ですが、ドル円の場合15pips、ポンドの場合は40pipsくらいは誤差で行きますから、
損切り幅をもう少しゆったり取るようにしましょう
ここに該当するのは、中級者が多いです。
上級者(勝ち組)へのステップとしてこうなるケースがあります。
あと少しだと思われますので、FXをやめずに続けていきましょう!
③または⑥の場合:
勝率が高く、ペイオフレシオ(pips)が取れていない状態。
これが初心者に一番多いです。
主な原因は2つ
一つは『損切りが出来ていない』
言うまでもなく、損切りが出来ることは勝ち組トレーダーへの第一歩。
必須条件と言っても良い。
損切りに関するマイルールを決めましょう。逆指値によるストップロスも必須です。
もうひとつは『利益が伸ばせない』
いわゆるチキン利確の状態です。
FXの勝ち方で、もっとも大事なことの一つは『利を伸ばす』
これが出来ないとなかなか勝ち組にはなれません。
じゃあどうするか。メンタルトレード(気分でボタンを押す)をやっていたら
改善するのは相当難しい。
エントリーの際にターゲット価格を決めることです。
『利確はここだな。損切りはここだな。』と。そこまで触らない。
やって良いのはターゲット価格の修正です。修正は必要ですからね。
くれぐれも気分でボタンを押さないようにしましょう。
あと大切なことは【勝率を下げる!】
毎トレード勝ちたいあまりに重要なことを犠牲にしています。【損切り】【利を伸ばす】
敢えて勝率を下げましょう。その代わりに利益を伸ばすことを意識してください。
⑤の場合:
ペイオフレシオ(pips)も悪くない。勝率も悪くない。
でも負けてる。
この場合、問題は完全にメンタルとオーバーロットにあります。
普段はできていることが、ロット上げると出来ないんです。
だから勝負したときに限って抜ける。
対処法は『淡々とやること』そのためにロットを上げすぎないことです。
最後に
初心者が勝てない理由はいくつもあります。
当然ここに書いたことが全てではないでしょう。
ただ、テクニカル面をスピード診断をするにはとても良いと考えています。
ぜひ原因を発見して勝ち組トレーダーへの道を進んでもらえたら嬉しいです。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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