資金の回し方【マネーマネジメント実践②】

コラム初心者の方へ
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FXの鬼、ジャンヌのプロフィール→ジャンヌってどんな人?
初心者向けリアルトレード講座、鋭意追記中→『鬼のFX口座(実践編)』

こんにちは。FXの鬼、ジャンヌです。

マネーマネジメント講座実践編の二回目、今回は実際にどのように資金を回していくか、
検証してみます。

マネーマネジメントの目的

マネーマネジメントの目的は唯一つ【退場しないこと】です。

FXなんて3年やれば誰だって勝てる投資です。もちろん例外はあります。
が、普通の人が普通の努力をすれば3年でいけます。

僕はいい加減にやったので10年かかりましたが、皆さんにはTwitterもあるし先生もいますので、
3年位でしょう!

FXで負ける90%の人はそこまでに退場させられてる。

ですので【マネーマネジメント】=きれいに負ける技術なんです。受け身ですね。

負けることを想定したテクニックだということをまずは念頭に置きましょう。

資金の投下方法

具体的には、このような流れをイメージしてポジションを保有すればOKです。

1.【鬼の5%ルール】を念頭に設計する

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1回のトレードあたり資産の5%以上失わないようにポジションを設計します。
世の中では2%ルールですが、僕は個人トレーダーであれば5%までは許容出来ると考えています。

多分5%でも、みなさんが普段されているよりは少ないはず。

例えば口座残高が10万円のケースではこうなります。

口座残高の5%=5,000円

1回のトレードあたり負けて良い金額は5,000円です。

これをロットに直していきます。※例によってMT4なら1/10して下さい。

1ロットなら50pipsで5,000円。
ですので50pip損したところに逆指値を入れて自動的にストップロスします。
2ロットなら25pip、3ロットなら16.7pipです。

国内口座であれば10万円では2万ドル建てるのが限界ですので、
25pipまでは負けを受け入れて良いです。

最大レバレッジの大きな口座でも3万ドル(16.7pip)が限界です。
それ以上になると誤差の動きでストップロスすることになり、損切り貧乏になります。

どうでしょうか。MT4を使っている人で、1lot(国内換算で10lot)とかやってる人はいませんか?
それは自殺行為です。

2.損切り幅の決め方

細かいテクニックは別でゆっくり書くとしてポイントだけを述べますと、
2通りの考え方があります。

それは【pipsとか金額とかの自分都合で決めるやり方】【チャートで限界点を決めるやり方】です。

【pipsとか金額とかの自分都合で決めるやり方】

これはシンプルです。15pipsとか、5,000円とかで機械的にロスカットすれば良い。
この方法の良いところは感情の入る余地がない。デメリットは、完全に自己都合なので、チャートとか大局に対応できないことです。

【チャートで限界点を決めるやり方】

これは『ここまで行ったら損切りする』と決めるやり方。
注意点はそのポイントが5%ルールに合致しているか確認が必要なこと、そして、その損切りラインでリスクリワードが取れるか検討することです。
例えば損切りラインが10pipsのところにあるとして、利確ラインは15-20pips以上狙えるか確認しましょう。

メリットは相場に臨機応変に対応できること。デメリットは主観が入り込むので損切りが機械的に出来ない可能性があります。

どちらを選ぶか、正直好みでいいと思います。
初心者の間はどうしても自分に甘いですから、
【pipsとか金額とかの自分都合で決めるやり方】をおすすめします。

いずれにしても損切りラインが5%ルールに抵触してないか確認して下さい。
それと、損切り幅が狭すぎないかどうか。
ドル円で10pips未満、ポン円なら40pips未満は狭すぎです。ヒゲ(誤差)で刈られます。

こういう場合どうする?

1.複数のポジションを同時に保有する場合は?

例えばドル円1単位、ポンド円1単位とかで組み立てる場合ですね。

この場合は、両方損切りで終わった場合に5%ルールに合致するように損切りを入れましょう。
例えば口座残高が10万円、ドル円1単位、ポンド円1単位の場合、両方の損切り幅が合わせて50pipsになるようにすれば、両方損切りして5,000円です。
ドル円10pips、ポンド円40pipsなどで設定します。

ただ、こうなると厳しいですよね。10pipsと40pipsなら最小損切り幅としてギリギリ許容範囲。
15万円くらいの証拠金が欲しくなります。

複数通貨を同時にトレードするとマネーマネジメントが複雑になり、そして甘くなりますので、3つとか4つを同時にトレードするのは避けましょう。

2.怖くなって早めに損切りしちゃうときは?

マネーマネジメント的には、早めに損切りすることは問題ありません。総資産が減らないので。
ただし、今度は損益上問題が出ます。勝率が低くなりすぎ、損切り貧乏になる。
ですので、バランスが大切です。

ドル円の場合には、損切りラインは10pips以上で、かつ最大損失が5%以内。これで考えて下さい。

ロットをコントロールする重要な意味

負け方を上手くコントロールすることによって、退場を防止することが出来ます。

仮に毎トレード5%負けたとしましょう。

10連敗しても59.9%の資産が残せます(0.95の10乗)。
100連敗しても36%の資産が残せます。
100連敗する確率は約100万分の1です。宝くじが当たる並ですね。これなら大丈夫でしょう。

毎トレード20%動くマネーマネジメントでやっていた場合、10連敗したら資産は10.7%しか残りません。
10連敗する確率はおよそ1,000分の1ですから普通にありえます。
これが50%とかですと、一瞬で全部溶けますね?

だから5万円の残高で2万勝った、3万勝ったと言ってるのを見て「頭おかしくない?」って言うのです。40~60%動かしてるんですよ?破綻までの一本道でしかない・・・・

最後に

大事なことは何度も言いたいと思います。

FXの要素の中でマネーマネジメントが最も重要。理由は退場しないため。

どれだけウルトラE難度の技を決められる技術があっても、
試合会場に出入り禁止になってたら試技することすら出来ません
よね。

マネーマネジメントを守って勝ち組トレーダーになりましょう!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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