こんにちは。FXの鬼、ジャンヌです。
この記事を書いたのは2020年の12月末。
今年はコロナ渦もあって、ボーナスも減額された会社もあったのではないでしょうか。
僕も100%カット!!!
今年はたまたまコロナという強烈な理由がありましたが、
いよいよ【複数の収入源確保が必須の時代】到来を肌で感じた方も多かったのではないでしょうか。
副業として、fxは最適ですからね。
ビットコイン暴騰のニュースとかも出ていて、ちょっと投資を始めてみようという方もたくさんいそうです。
でも、グーグルで『FX やり方』とかで検索しても、上位にヒットするのはFX会社がまとめてくれた初心者向けコンテンツばっかり。
これはこれで必須知識なんですが、口座の開き方や売買の仕方など、言わば【操作マニュアル】なんですよね。
【運用マニュアル】が出てこない。
『口座を開いたけど、そのあとどうしたら良いんだ?』
というのがいまいち分かりません。
僕も最初はそうでした。入金して、チャート画面を開いてみたけれど、よくわからないまま【買い】【売り】をやってみて、よくわからないまま利益が出たら決済して。
こんなスタートを切ったので、ずっと適当なまま。かなり損することになりました。
初心者がFXを始めるにあたり【何から始めるか】【おすすめの勉強法】を書いていきます。

最初って「分からないことが分からない」状態。すっごく分かる~。
まとめ
- まず最初は一冊本を読もう
- 損切りの自分ルールを決めよう
- デモトレードで体験してみよう
- 小ロットでやってみて、振り返りをしよう
まず始める前の準備
運用マニュアルの前に、トレードできる環境は揃えておきましょう。
具体的には、FX会社で口座開設、そして入金です。
僕のおすすめの口座はワイジェイFXです。詳しくは下記をご参照ください。
勉強法(運用マニュアル)
入金まで完了したら、いよいよトレード。
ですが、
ロング・ショートでエントリーする前に、一通りの勉強をしておくことをおすすめします。
入門書を読む
ベタですが、入門書を一冊くらい読んでおいたほうが、ハードルが下がります。
目的はFXの概要を理解すること。
入門書には手法についても述べてあるものが多いですが、ぶっちゃけ役に立ちません。
それ目的で読むのではない。
FXはどういう仕組みになっているのかと、FXで特有の用語もありますので、これから勉強を深めていくのに用語を理解しておくというのはとても大切です。
入門書でおすすめは下記の本。初心者向けにわかりやすくまとめてあると思います。
書店で自分に合いそうなものを買ってきても全く問題ありません。
マネーマネジメント(資金管理)を考える
まずFXの画面を目の前にするとどうしてもチャートが目に入ってきますが、
FXの要素は3つあります。
1.マネーマネジメント(資金管理)
2.メンタル
3.トレード手法(チャート分析)
この内トレード手法の重要性は20%しかありません。マネーマネジメントが50%、メンタルが30%。
ですので、まず資金管理について考えていきましょう。

初心者が一番に考えないといけないのは【マネーマネジメント】だよ
『考えると言ってもどう考えるんだ?』
そりゃそうなりますよね。
具体的には、FXで負けることの出来る最大資金をまず用意します。
人によって違うと思いますが、100万円でも5万円でも構いません。
FXの魅力は少ない資金で大きなトレードが出来るということです。少額から始めることも良いでしょう。
次に最大軍資金の30%から50%をFX口座に入れましょう。入れすぎているときはすぐに引き出してください。
FX口座には最低1万円入れておけばトレードは開始できます。
僕も初心者のときには、【FXで稼ぐ】ことしか頭になくて負けることは考えていませんでした。
だから使えるお金を全部口座に入れてしまって大失敗しました。
【最初は負ける】んです。
これは下手だからでも才能がないからでもない。
ゴルフを始めて、いきなりドライバーで300ヤードまっすぐ打てるなんて思っている人は誰もいないと思います。ところがFXだと自分だけはいきなり300ヤード打てると勘違いしてしまいます。
【安心してください。打てません】
だからまず三分の一とか、半分で始めるんです。
FXは資金管理をナメたら大抵は一瞬で全部溶けて軍資金を失ってしまいます。
常にどれだかは負けることが出来るか、考えてトレードをしましょう。
攻めと守りですね。
◆損切りルールを決めよう
最初に決めるべき最低限のルールは損切りに関するものです。
資金管理の基本としてこれだけは決めてください。
勝っているトレーダーは損切りが出来る。損切りが出来ないトレーダーに勝ち組はいない。
事実です。
しかも最初はなかなか出来ないので、予め自分でルールを決めておきます。
おすすめは、
【資金の5%負けたら強制的にポジションを閉じる】
最初はこういうシンプルなものでいいと思います。
事前に言っておくと、こんなにシンプルなルールを作っても、実行するのは極めて困難。
欲がありますから。
だからこそ、しっかりと守ることを心に誓いましょう。
最低限のマネーマネジメントは損切りです。
これが出来なければ絶対に勝てないと断言しておきます。
◆ロット(投資サイズ)のシミュレーションをしよう
損切り幅が決まったら、その損切りルールにヒットするのは、どれくらいのロットで何pips負けたらになるのか自分で計算してみましょう。
この『自分で計算する』っていうのが非常に大切で、これが出来るようになると紙でイチイチ計算しなくても、リアルタイムに臨機応変にロットを考えたトレードが出来るようになります。
例えば、10万円の軍資金で、5%ルールだとしましょう。
10万円の5%は5,000円ですから、1万ドルなら50pips、2万ドルなら25pipsですね。
計算は難しくないですが、瞬時に(感覚的に)計算できるように身体に覚えさせたいです。
投資計画を立てる
これ、やらない人が多いですが必ずやりましょう。
会社の業績で言うところの【予実管理表】をエクセルで必ず作りましょう。
実際に僕が作ったのがこれ。

毎月何%増やせば10年後にいくらになるか、そのためには週にいくら勝てばいいか。計算してみましょう。
ここで気付くのは、『むちゃな目標を立てなくても充分に儲かる』ってことです。
当初週に2,000円とか3,000円勝つだけでも10年後には億稼げるでしょう。
多くの人がやる失敗は『短期目標を課題に設定しすぎてむちゃなトレードを繰り返し、結局資金をなくす』です。
10万円しか入ってないのに、週に2万円とか勝とうとするんです。月利80%とか100%とか。
こんなの投資でもなんでもなくてギャンブルです。
それを具体的にイメージできるのが【計画表】なんです。
もちろん計画を立てれば実際の収支も記帳して比べてみましょう。
デモトレードを行う
すぐに自分のお金でトレードをやってみたい気持ちがあると思いますが、出来ればデモトレードで練習することをおすすめします。
【デモトレードで勝てないのにリアルトレードで勝てるわけがない】
デモトレードでは手法FX(チャート分析)をシミュレーションしてみることと、売買のやり方に慣れるという意味合いがあります。
1週間で良いので、まずデモトレードで練習すればある程度の慣れが見込めます。
デモトレードの良いところは【お金が減らない】
最初は誰でも負けますから、いきなり自分のお金で授業料を払って勉強するよりも、無料で練習した方が良いです。
リアルトレードでやったほうが上達は早いです。しかし、せっかく用意した軍資金が練習フェーズで溶けてしまってやめるのは本当にもったいない。
注意点としては、デモトレードでは多くの人が勝てるのに、リアルトレードではデモトレードみたいにうまくいきません。これは偶然のように思えますが偶然ではなく必然です。
なぜなら、デモトレードにはFXの構成要素のうち、手法しか含まれてなくて、大切なマネーマネジメントとメンタルの要素がゼロです。
いくら負けてもお金減らないし、メンタルもやられませんから。
あくまでもトレードに慣れる、チャートに慣れるという目的で非常に有効な練習法です。

デモで練習してみよう!
小ロットでトレードしてみる
国内FX業者であれば1,000通貨、海外の口座であれば0.01ロットでトレードを開始してみましょう。
実際にデモトレードとは全く違う感覚になるのが分かると思います。
特に含み損が出ているときに、それが500円でもすごく嫌な気持ちになるのが体験できます。
その感覚がメンタルの要素なんですよね。
プロスペクト理論が強烈に働いてきます。
その気持はロットを上げれば上げるほど強力なものになりますから、まずは最低ロットでリアルなトレードを体験してください。
手法としては、移動平均線を使って、ゴールデンクロス、デッドクロス入ってみるのが良いと思います。(MACDなどのオシレーター系シグナルでも良いですが)
ゴールデンクロス・デッドクロスとは
もっとも有名であろう売買のシグナルです。有名だけに騙しが少ない、効果も少ないですが。
マリオカートで言うとマリオみたいなもんです。標準キャラ。
表示させるのは、1時間足、21MA(MAとは移動平均線のことです。Moving Average)と50MAで良いでしょう。
1時間足だと物足りないという人は15分足でも大丈夫です。
1分足、5分足は騙し(サインが出てもサインどおりに行かないこと)が多く、使い物にならないです。
2本の移動平均線を表示させ、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に抜けることをゴールデンクロスといい、逆に、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に抜けることをデッドクロスといいます。

回顧する
トレードを実際にしてみて、自分で反省会をしましょう。しっかりとシグナル通りに売買出来たかどうかです。シグナルどおりにやってみて買ったり負けたりするのは仕方ないです。
FXはいつでも買ったり負けたりするものです。
ここで、振り返るべきなのはテクニカル以外です。ゴールデンクロス・デッドクロスでトレードしている限り、誰がやってもエントリーは同じものになります。
チェックポイントは、
1.シグナルを守ってトレードしたか
2.万が一逆行した場合に軍資金の5%以内で損切りできたか
3.ビビって途中で利確しなかったか
4.ビビって突然損切りしなかったか
5.逆のシグナルが出た場合にしっかりトレードを終えられたか
です。
トレードで勝てないのは、
『どのシグナルや分析手法を使っているからという理由ではなく、上記の5つのポイントに違反しているから』
この可能性が高いですので、自身のトレードを振り返ってみましょう。
守れてなければ次は守る。これだけです。

回顧が大切!いわゆる【PDCA】をやってみるってことだね。
最後に
今回はこれからトレードを開始する人や開始して間もない人の
『何が分からないか分からない』
という疑問に答えるつもりで書きましたが、経験者でうまくいかない人もおさらいの意味で読んでいただければ良いのかなと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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