こんにちは。FXの鬼、ジャンヌです。
今日はマネーマネジメントとはそもそも何のためにあるのかを述べたいと思います。
まず単純に確率と期待値(回収率)の問題を出します。
(ひねってませんから素直に回答願います)
正解は、『どちらも同じ』です。
選択肢1は20:-10、選択肢2は2:-1ですので、全く同じです。簡単ですね。
次に第2問。今度は投資の問題です。
前の問題をふまえて考えて頂けたら『マネーマネジメントとは何か?』すぐに分かると思います。
但書が追加されただけです。
期待値(回収率)の問題とすれば、但書がついても正解は、『どちらも同じ』です。
ところが投資の問題だとすれば、どちらも同じではないんです。
ちょっとスクロールせずに考えてみて下さい。
<回答>
それぞれでメリット・デメリットがある。
全財産が設定されたことによって、資金管理の必要性が出てきます。
確率論って、1,000回、1万回、10万回と試行回数を増やすことによって確率のばらつきが収束するだろうということが前提にあります。
つまり、10万回でも施行できるだろうということが前提
ところが、全財産30万円と設定されたことによって、選択肢1の場合3連敗したらパンクするという前提が加わりました。
期待値的にはプラス収支でも、連敗という要素によってその期待値が出ないかもしれません。
逆に選択肢2であれば、30連敗して退場です。そんな可能性はほぼゼロに近く、安定して資金を増やしていくことが出来ます。
これがマネーマネジメントの基礎なんです。
要するに、【退場しないことが最重要】【退場したらジエンド】です。
どうでしょうか。ハイレバトレードがNGという理由が少しわかりましたか。
選択肢2のデメリット(選択肢1のメリット)は、資金の増えるスピードです。
期待値的には同じ率であっても『絶対的な金額』が違うため、
選択肢1の方が10倍のスピードで資金が増えていきます。
ハイレバトレードだとどうなるか
ハイレバトレードは選択肢1なのですが、資金が増えるスピードに魅了されて、こちらを選択する人が非常に多いです。やる前は勝つことしか考えない。
でも、資金が増えれば増えるほど、金額も増えていき、連敗リスクは小さくなりません。
ハイレバに一度手を出すとずっとハイレバなんですよね。
僕は逆です。負けることを常に考えています。
負けても負けても、5年後もトレードできるように。5年通算すればマイナスにはならないですから。
50万→1,000万→ゼロにしちゃう人がいかに多いか。
なぜなら年間に直すと、1,000トレードくらいは余裕でこなすわけじゃないですか。
その中に必ず10連敗とかが発生するんです。
天災は忘れたことにやってくる。じゃないですが、連敗は調子に乗った頃にやってきます。
マネーマネジメントを軽視しているとそのいつかくる連敗で全財産持っていかれることになります。
繰り返します。
マネーマネジメントが全て。退場しないことが全て
とずっと言っているのは、試行回数を無限近くに増やす意味があります。
試行回数を増やせば、確率は収束するので、
しっかりトレードしていれば複利で資金が膨れてきます。
10連敗は常に起こりうる。それで資金を溶かさないために必要な考え方、それがマネーマネジメント(資金管理)です。
実践については下記から別記事をご覧ください。
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