こんにちは。FXの鬼、ジャンヌです。
今日Twitterで下記の投稿をしました。
FXのトレードを行うには4つのステップがあります。
1.どこでエントリーするか決める
2.エントリーする
3.どこでエグジットするか決める
4.エグジットする
です。
パッと聞いた印象
『アタリマエのこと言ってるだけじゃん?は??』
じゃないですか。
そう、当たり前なんです。
ただ、当たり前のことが出来ずに負けている人がたくさんいます。
出来てると思って出来てない人もたくさんいます。
Twitterの140文字では書ききれなかったので、意味がわかるように解説します。
まとめ
- 当たり前に分かってそうなことでも、実は実行できてない場合が多い
- 引き付けてエントリーを意識しよう
- エグジットは、エントリーの時に決めてしまおう
- 決めたことは必ず実行しよう
どこでエントリーするか決める
まずここから出来ていない人が多い。
【FXは上か下か予想するゲームではない】
【FXはチャートの動きに対応するゲームだ】
ということです。
【どこでエントリーするか決める】と書いたのはそういう意味で、
【どこで】という概念が必要です。
反対に、今いる場所から上に行くか、下に行くか、を考える人が非常多い。
はっきり言って上に行くか下に行くかなんて分かったら大金持ちだらけです。
分からないからFXは難しいし面白い。
チャートの動く範囲を決めて、高いところで売り、安いところで買う。
これですね。
ちょっとわかりにくいかもしれないので、チャートを見てみましょう。


要は【狙ったところまで引きつける・待つ】ということが大切です。
逆はよくポジポジ病なんて言いますね。とにかく今いるポジションから上か下か予想してどっちかのポジションを持たないと気が済まない。
【1.どこでエントリーするか決める】が出来てないというのはこのような状態のことを言います。
エントリーする
エントリーは誰でも出来ます。
待てるか待てないかの違いだけです。
とにかく『ここまで』という場所まで引き付けてエントリーを意識したほうが良いです。
どこでエグジットするか決める
これが出来てない人が多くて、そしてこれが致命傷になっている人が非常に多いです。
どこでエグジットするか決めるとはどういうことか。
エグジットというのはポジションを解消するということですから、【利確】と【損切り】のことです。
まず損切り。
『損切りは大切だ』『損切り出来ない人で勝っている人はいない』
耳にタコが出来るほど聞いていると思いますが、それでも損切りが出来ない人が非常に多い。
出来ない理由は、その場の判断で損切りしようとするからです。行き当たりばったりとも言う。
損切りは必ず、エントリーする前に考えておくべきことです。具体的な損切りの場所も含め。
遅くともエントリーした瞬間に決める。
そして必ずSL(ストップロス、または「逆指値」とも言います。)をセットしましょう。
そして決めたら気分で動かさないことが大切です。
気分で決めると、
【どうしても逆行するように見えて、怖くてすぐ損切りしてしまう】いわゆる損切り貧乏状態になったり、
【損失を出すのが怖くてなかなか損切りが出来ず、我慢の限界まで来て損切りしてしまう】いわゆるコツコツドカンになりがちです。
これを避けるためには必ずSLを入れておくこと。必ずです。
気分で動かさないと書きましたが、動かして良いのは、
チャート分析の結果、ターゲット値を変更する場合です。
分析して動かすのはある意味当たり前です。
動かしていけないと言っているのは『上がるような気がするから』『下がりそうだから』というそもそも当たりもしない根拠で気分でトレードすることです。
そんなのが当たるんだったら儲かって仕方ないですから。
自分に厳しく、機械的に淡々と損切りしましょう。
ルール設定に迷われている方は、【鬼の5%ルール】を参考にしてみてください。
実は利益確定も同じです。
エントリー前に、どこで利益確定するか決めておくべきです。
それが無いのは、通常の商売で売るあても無いのに仕入だけするようなものです。
損切り値・利益確定値がないとFXで大切なリスクリワードの計算もできませんしね。
利益確定をエントリー時に決めていないから、損切りと同じように気分でボタンを押す羽目になります。
『利益がたくさん乗っていたけど、だんだん減ってきてマイナスに転落するのはどうしてもやだから今のうちに利益確定しておこう』と微益で決済してしまうとか、
『あと20pips上がったら昨日の損失含めてチャラになるから、あと20pips上がってくれ!』と祈ってる内に結局利益が無くなってしまうとか。
結局気分でボタンを押していては、FXで大切な【利を伸ばす】これが出来ません。
適当に利確していては勝てません。
必ずエントリーの時にエグジットを設定して、そこまでは握る。(損切りと同じく分析し直しはOK)
これをやればしっかり利益を確保できるようになります。
どうしてもメンタルでトレードしてしまう人はocoトレードでそこを強化することをおすすめします。
エグジットする
エグジットする。つまり損切りか利確をする。
これだけのことなのになかなか難しいです。
上記で予め利益確定と損切りの基準値を決めたんですが、自分で決めた設定が守れない。
そこには欲があるからです。
『損切りして逆に行ったらどうしよう』とか考えてしまいますね。
ぶっちゃけ逆行きます。FXは上か下かしかありませんから、半分は損切りしなかったほうが良かったという結果になります。
損切りは【あなたの資産を守って、相場から退場しないようにガードする】手法なのです。
半分は逆に行きますが、もう半分は損切りしていなかったらさらに損失が拡大します。
そしてその拡大した損失は我慢すればするほど致命的な損失になります。
一発退場。
マネーマネジメント(資金管理)とは退場しないためのものです。
しっかり損切りしておけばまたチャンスは来ます。
利益確定も同じ。
自分の決めたところで欲張らずに利益にすることが大切。
『もっと握っておけばもっと利益になっていたのに~~』
これは幻です。
自分の持っていない時にチャートが上に行こうが下に行こうが自分の財布には関係ありません。
FXでは機会損失を気に病む必要は無い。
しっかりエグジットを行い、次のトレードに備えましょう。
最後に
いかがでしょうか。
エントリーして、エグジットするだけなのに、実はなかなか難しいことがご理解いただけたと思います。
チャート分析手法や、シグナルも大切ですが、トレードの基本を抑えて勝ち組を目指しましょう!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント
いつも役に立つ記事、ありがとうございます。
先月はプラスで締めることができました。まだまだまぐれかな?なんて不安な部分が多くありますが、ジャンヌさんの記事を読みながら日々がんばります。退場しないぞ!