こんにちは。FXの鬼、ジャンヌです。
私の発行しているメルマガの無料アーカイブです。
この号は第2号です。皆さんのトレードのお役に立てれば幸いです。
相関を見よう
皆さん、FXのエントリーポイント、エグジットポイントを探すのに何を見ていますか?
ドル円をトレードするのであれば当然ドル円チャートを見ているのでしょう。
ではそれ以外は?
実は為替をトレードするのに非常に役に立つチャートがあります。
それが【全く他のもののチャート】で、不思議に思われるかもしれませんが、
為替以外のチャートを見ることでFXの成績が安定するのです。
それらにはどのようなものがあるでしょうか。
今日は3つほど挙げておきます。
■長期金利
「アメリカ 長期 金利」などのキーワードでぐぐってみると、たくさんの10年国債利回りが出てきます。
https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-10-year-bond-yield
例えばこのようなチャートです。
金利と為替の関係は極めてシンプルで、金利が上がると通貨が上がります。
同じ金額を貯金するに、利息が低いほうが良いか高いほうが良いか。
高いほうが良いですね。ですので、アメリカの金利が上がるとドルを欲しがる人が増えて
ドルが上がります。
■ゴールド価格
ゴールドとドルは基本的に逆相関にありますので非常に見やすいです。
ゴールドが上がればドルが下がる、ゴールドが下がればドルが上がる。
更にはゴールドがドルの先行指標として機能することが多いです。
『ゴールドが天井圏だからドルは底値圏だな。ということは(ドルと逆相関のある)ユーロが高値圏だな』
と読めるようになります。
有事のドル買いと言われるように、世界情勢が不安であればドルが買われます。
同じように有事ではゴールドが買われます。
ですので、絶対逆相関があるという味方ではなく、むしろ逆相関が崩れていれば
『この相場怪しいぞ??』と気付けるようにもなります。
■DXY
DXYはドルインデックスです。
ドルが世界の主要通貨に対してどのような位置にあるのかが表示されている指標にあります。
ドルはそもそも通貨としてトレードできるのに、そのドルのインデックスがさらに重要指標になるのは不思議な感じがしますね。
でも為替の世界をイメージすると分かりやすいです。
為替は(当然)ドルを中心に動いています。ドルは実体経済で取引に使われる通貨であり、世界の基軸通貨。
世界の為替の70%以上はドルが中心でしょう。(次はユーロ)
ですので、そのドルが高いか安いかを俯瞰してみておくことは為替を触るなら当然とも言えます。
ドルインデックスが下がっているときにドルを買わないなど、当然の行動になってきます。
(ただ、また機会があれば言いますが、『ドル安』『ドル高』というのはドル円には通用しません。
理由は円はドルの子分だから、同じ方向に動くからです。)
他にも
■株価
■オイルの価格
■恐怖指数
などを見る人もいます。
私は、ゴールド・DXY・債権・株価(ダウ)は必ずチェックしてトレードをしています。
何のために見るのか、どのように使うのか
1.自分の目線が正しいか確認するために使う。
例えばユーロドルをショート(ドル書い)していて、アメリカ国債が上がっていれば、またはゴールドが下がっていれば
『このトレードは正しそうだぞ』
という補強材料になります。
逆であれば
『そろそろ反転しそうだから欲張らずに利確しておこう』
というヒントになります。
2.相場の不安定さを確かめるために使う。
例えばアメリカ国債が上がっているのにドルが下がっているなど、相関関係を無視した動きをすることもママあります。
そういうときは「トレードしない」「ロットを普段より落とす」
など防御スタイルのトレードに切り替えて怪我を防ぐことが出来ます。
このように他のチャートをチェックすることで
『何もない階段を降りる』本当にたどり着けるか不安
→『手すりを持って降りる』手すりに沿って降りればそのうちたどり着ける安心
かのようにトレードできるようになるのです。
チャートの形だけを見て 【違和感】のようなものを感じるにはもちろん経験が必要です。
でも経験は始めないと上のレベルに到達することもありません。
でも慣れれば割と簡単です。
『ゴールドが上がっているのにユーロが上がってない。なんか変だぞ。ちょっと注意しよう』
など防御を固めることが出来るようになります。
ぜひ活用されることをおすすめします。
最初にどれか一つだけ、であれば【ゴールドと為替の相関関係】を見てみましょう。
おすすめです。
まとめ
★★★FXをやるのには他の【相関のあるチャート】をチェックする習慣をつけよう★★★
今日も読んでいただいてありがとうございました。
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