こんにちは。FXの鬼、ジャンヌです。
私の発行しているメルマガの無料アーカイブです。
この号は第6号です。皆さんのトレードのお役に立てれば幸いです。
<なぜエントリーしたあと逆行するのか>
皆さんいろんな手法を使ってエントリーされています。
『ここだ!』という場所でロング(ショート)しているはず。
『ここが天井だろ!』というところでショートしているのに上に突き抜けていったり、
『まだまだ上がるだろ!』とトレンドに乗ったつもりが天井だったり。
『一体ロングしたら良いのか?ショートしたら良いのか?』
狙って逆に行くような場所でエントリーしている気分になることがあります。
なぜそのような現象が起こるのでしょうか。
簡単に言うと【下手だから?】【使えない手法でやっているから?】
いずれも違います。
実は当たり前なんです。
今日はこれを検証して行きます。
上昇中に逆張り、今110.000。成行でショートしたとしましょう。
このとき、110.100、110.200、110.300・・・・111.000の10種類のうちいずれかが天井だと仮定します。
そうするとどうでしょうか。
10種類のうち天井がどれであっても、含み損が発生することに気付くと思います。
つまり、ピンポイントで天井エントリーをする技術がない限り、含み損になるということです。
そしてそんな技術は貴方にはありません(もちろん私にも)
だからエントリーしてから必ず逆行するのです。必ずです。
それが10pipsかもしれませんし80pipsかもしれませんが【必ず逆行する】
これを覚えておきましょう。
手法とかの問題ではないのです。
では、同じ仮定(110.100、110.200、110.300・・・・111.000の10種類のうちいずれかが天井だと仮定します。)
において、指値を110.500に入れてショートしたとしましょう。
この場合は110.100、110.200、110.300、110.400、110.500のいずれかが天井のときは含み損になることはありません。
指値を111.000に入れてショートしたとしましょう。
この場合は110.100ー110.900のいずれが天井のときも含み損になることはありません。
ただし、110.500で指値を入れた場合は刺さらない可能性が半分あります。
111.000で指値を入れた場合は99.9%刺さりません。
もう何が言いたいかお分かりかと思います。
刺さる可能性と、含み損になる可能性は相反しているのです。
下で指すほど刺さりやすい。上で指すほど刺さりにくいが含み損になりやすい。
ということです。
別の事例で見てみましょう。
『貴方はエレベーターに乗ります。何階から乗っても自由ですが、1階まで降りれば「乗った階×1万円が貰えます』
ただし、
・エレベーターはランダムに動いています。
・最上階は100階です。
・1時間以内に乗れなかったら負けです。乗ったあと1階まで行かなくても負けです。
このとき、『何階から乗ろうとするのが正解でしょうか?』
考えてみてください。
2階で待つ→ほぼ確実に乗れますが、2万円しか貰えません。上の方に行っちゃうかもしれません。
10階で待つ→乗れば10万円貰える可能性がそこそこありますが、10階まで来るかどうかちょっと怪しいです。
100階で待つ→多分来ないですし、来ても一階まで降りないでしょう。が勝てば100万円貰えます。
別に答えは何階でも良いです。正解(期待値)は計算してません。
要点はそこではなく、勝てる可能性と勝てる金額は相反しているということです。
ここで本題に戻ります。
なぜエントリーしたあと逆行するのか?
この理由は簡単です。貴方が悪いわけではありません。貴方の行動が理論的にそうなるということだけです。
つまり、確実に刺さるところで指すから上に行くんです。
仮にレンジが110.000~111.000だったとして、下限値(そのかわり確実にエントリーできる)の110.000でショートするから上にしか行かないんです。
ではどうすればいいか。
バランスを取りましょう。エントリーできる可能性と、含み損になる可能性のバランスです。
結論を言います。
【エントリーできるかできないか、50%の可能性だと思うところで指す】
現在価格が110.000で110.000でショートなら100%エントリー可能です。
110.001でもほぼ出来るでしょう。
110.100なら?110.300なら??
「刺さるかな?刺さらないかな?キリギリだな」
という場所でエントリーするのです。
そうすることによって、いきなり逆行するリスクを押さえながら確率高くエントリーできます。
初心者のころは「ショートだと思ったらショートポジションを持たないと気がすまない」
いわゆるポジポジ病に掛かります。
違います。
エントリーできなければ損失ゼロ。
次回のチャンスを待てばいい。
怖いのは中途半端な位置でエントリーして結局損することです。
引き付けましょう出来る限り。引き付けてエントリーするのです。
それは【絶対に刺さる価格】ではありません。そこでエントリーするから逆に行くのです。
まとめ
★★★刺さるか刺さらないか、ギリギリの場所をエントリー位置に設定しよう★★★
今日も読んでいただいてありがとうございました。
コメント